第8話
イノセント・ブルー
陸生への気持ちの変化を意識し始めていたが、一歩踏み込めないでいる榀子。
同僚の杜田に悩みを打ち明け、背中を押される。
榀子との関係が進展し始めたにも関わらず、何故か心から喜べない陸生は写真スタジオの仕事に没頭していた。
二人の関係を知らない晴は、多忙な陸生に何とか会いに行こうとする。
そして陸生は写真スタジオの正社員に昇格、コンビニを辞め晴や榀子に会う機会が少なくなっていた。
「ダメだよ、十代の時の恋と比べちゃ、
パワーが違うんだからさ」
「そーゆー乙女心の隙間にうまく入れないからキミはモテないの!」
「(このまま会わなくなってしまうのはイヤだな)」
「自己満足なんだから気にしないでよ」