第6話
ユズハラという女
突然バイト先に現れた高校時代の彼女、柚原チカを家に泊めることになった陸生。
バイト先のギャラリーの専務から写真スタジオの仕事を勧められ、自分は本当にカメラマンになりたいのかを考え始めていた。
一方、陸生の優しさに甘え、都合のいいように利用しているのではないかと思い悩む榀子。
同僚たちとの飲み会の帰り道にコンビニで偶然晴と出会い、陸生が風邪で寝込んでいることを知った二人は家まで見舞いに行くが、出てきたのは柚原だった…。
「たしかあだ名は… 破壊王…」
「ご機嫌よう…!
私に何か言うことは?」
「なりたいでなれるような
甘い世界じゃないしな」
「きっとあたし..
ノーミソどっか欠落してるんだよ」