第4話 川は流れて 榀子帰郷 美術大学合格を目指し美術予備校に通う浪は、周囲との技術や知識の差に焦りを感じていた。亡き兄へのコンプレックスから、いつまでも自分を子供扱いする榀子に浪は思いの丈を伝えるが、榀子の気持ちは動かない。予備校の帰りに陸生が働くコンビニに立ち寄った浪は晴と陸生の関係を知り、自分の心の葛藤を晴に話すことで思いを新たにする。 なんで絵を描いているのか 「俺は…兄貴の模造品じゃない…」 「不安と逡巡…本気になってようやく人生の入口に立った気がした」 前へ 4話 次へ