第3話
愛とはなんぞや
陸生への想いの強さとは逆に心のどこかに逃げ場を作る晴。
晴のアプローチに戸惑う陸生に対し、自ら一線を引いてしまう。
映画のチケットをもらったことを口実に陸生を誘うが、いつまで待っても待ち合わせ場所に現れない陸生。
陸生の身に何かあったと心配する晴であったが、その時陸生は…。
「リクオ、愛とはなんぞや?」
「あたしは半周遅れでスタートしたランナーみたいなものだから」
「見返りを求めないって言った割に期待して…、それが叶わなかったら勝手に裏切られた気持ちになって…恋愛って…すごい自分勝手…」